第8章 2人が交わる時
「ご、めんなさい…ん"ぅう…。」
「え、やめたくなった?痛いよね、ごめん。」
「違くてっ…ッ…悟くんの、誕生日なのに…悟くんにばっかさせて…んあぁ…。」
何もせずただ痛がっている自分が嫌になった。
「え…ふふ、謝らなくていいよ、僕がしたいからしてるの。したいってお願いしたのも僕だよ。気にしないで。」
なんでこんな優しいんだろう…これ以上好きになったら、離れられない…。
そのままどのくらいか拡げられながら気持ちいいところを刺激されていると、だんだんと甘い声が漏れていく。
悟くんは拡げるのをやめてくちゅくちゅと音をたてながら、一点を刺激するのに集中した。
「イけるかな…ナカでイかしてあげたいけど、まだ無理そうかな。」
ナカを刺激しながら親指で陰核を撫で始める。
すでにナカで気持ちよくなっていたので、陰核を刺激されるとすぐにイってしまった。
悟くんも裸になって膝を持ち上げる。
「奏音、僕は何があっても死なないから。奏音に助けてもらったんだ、そんな簡単に死ねない。ずっと一緒にいるから……挿れるよ?」
自身を膣口にあてがいながら、私の不安を取り除いてくれる。
「うん…ずっと一緒にいて……。」
ゆっくりと悟くんが私のナカに入ってくる。
声も出せない程痛くて、お腹に力を入れた。
「奏音っ、力抜いて…お願い、大丈夫だから…入んないっ、し、余計痛いよ。」
深呼吸してと言われて、止めていた息をし始める。
そうするとだんだんと力が抜けて、悟くんはまたゆっくり挿入を再開した。