第8章 2人が交わる時
いつもよりも豪華な食事が終わり、少しゆっくりしてからお風呂に一緒に入った。
お風呂でいっぱいキスされた。
ケーキを食べたいと悟くんに言われたのですぐにケーキを切って皿に盛り付ける。
私まだほとんど食べれないかも…悟くんの為に作ったものだし私は食べなくていいかと、悟くんのだけ持っていく。
食べないのかと聞かれたので、食べれないとお腹を撫でた。
「少しも食べれない?たぶん僕、全部食べれる。」
驚いて悟くんを見つめたまま固まってしまった。
別腹というやつだろうか、いや、それにしてもそんなに食べられないだろう。
「お腹壊したらダメだからあまり一気に食べない方が…。」
「そうだね、セックスするしね。」
うぅ、はっきり言わないでぇ…。
食べ始めた悟くんは美味し過ぎていくらでも食べれそうと言いながらキスを強請る。
さっきお風呂でいっぱいした…。
顎を出し目を閉じて待っている悟くんに、触れるだけのキスをして離れる。
満足したのか、大人しくケーキを食べ進めた。
食べ終わると後ろから手を回し頭を掴まれて、何度もキスをされる。
口内に舌が入ってきて絡んだ。
甘い…まだ悟くんの舌にはケーキの甘さが残っていた。
止めなきゃ…せめて歯を磨いてからじゃないと…そのまま寝ちゃうかもしれないし。
なのに私の手は悟くんの胸に縋って、蠢く舌に必死に応えていた。
服の中に手を滑り込ませて、ブラ越しに膨らみを包み込まれる。
優しく絡まる舌に翻弄されながら必死に酸素を求める。
ダメ…頭真っ白なる。
胸を柔く揉まれながら、口の中からは水音が鳴っていた。
唾液を残しながら離れたので、ゴクッと喉を鳴らしながら飲み込む。
「あ、はぁ、はぁ…歯磨き…はぁ、ん…。」
「ふふ、そうだね。先にしちゃおうか。」
なんとか残った理性で必死に言葉を紡いだ。