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終わりの始まりに二度目の生を謳歌する【五条悟】

第12章 最強の…


すぐに悟くんは来て目隠しを取り、私に微笑んでから男を睨んだ。


「大人しく殺されればこの女は逃がしてやるよ。まあ、輪姦してからだけどな。」


「その程度で僕に勝てると思ってる脳みそ、やばいね。で?奏音が何?輪姦す?出来ないだろうけどさ、奏音のことそういう目で見てるんなら、その目いらないね。」


回すってなんですか…2人でよくわからない話をしている。


男は動いたら殺すぞと私のすぐ隣でまたあの独特な指の形をした。

そんなことをされても私の心は悟くんが来たことによって、既に安心しきっていた。


「奏音、目瞑ってて?僕が人を殺すとこなんて、奏音に見せられない。」


殺す?殺すの?捕まえたりするわけじゃないんだ…。

それでも見ていようと思った。私の為にその手を汚す彼を私はしっかりと見ていないといけないと思った。


じっと蒼眼を見つめた私を見て悟くんは困ったように笑って、次の瞬間には男をねじ伏せていた。

え、何も見えなかったのだけど…何が起きたの?


「雑魚過ぎでしょ…輪姦すとか言ってたから、他に仲間がいると思って殺さなかったけど、ムカつくね。」


大丈夫?と声をかけながら縛られた私を解放し、男を縛る。

殺してないの…?よかった、捕まえるだけにしたんだね。


私を片腕で抱えて男を引き摺りながら建物の外に出ると行くよと言われたので、移動するのだと思い首にしがみついた。

また空中だったらしがみついていないと大変なことになる。


連れてこられた場所は高専で、悟くんの足はちゃんと地についているようだ。


その後、私は悟くんの生徒たちに預けられ、悟くんは男の尋問を行い仲間の元へ行ったそうだ。

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