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【鬼滅の刃】屋烏の愛

第8章 蛇の恋色、愛の色


山を降り、任務の報告を済ませた私たちは、藤の家紋の家で一晩を過ごすことになった。蜜璃さんは、疲れているはずなのに、私に寄り添い、優しく話しかけてくれた。

「知令ちゃん!あのね、伊黒さんは本当は優しい人なのよ。でも、ちょっと不器用で、それを表に出すのが苦手なだけなの!」

蜜璃様はそう言って、私を気遣ってくれた。彼女の優しさが、私の胸を温かくする。

「…はい。知っています!でも、私のような未熟者が、蜜璃さんの隣に立つ資格があるのかと、不安になってしまいます…。」

私がそう言うと、蜜璃様は私の手を強く握った。

「そんなことないわ! 知令ちゃんは、頭が良くて、とっても頑張り屋さん! それに、知令ちゃんの刀の色、とっても綺麗! 私、大好きよ!」

蜜璃様の言葉に、私は思わず涙がこぼれそうになった。彼女の優しさが、私の心を救ってくれた。
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