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【鬼滅の刃】屋烏の愛

第11章 生きるために剣を振れ 【冨岡編 第1話】


「そうよ、知令さんがまた任務に行けるようになるって、なんだか私まで嬉しいわ。」

アオイも、自分のことのように喜んでくれている。

「みんなのおかげです。本当に…ありがとう。」
そう言って、知令は心から感謝の気持ちを伝えた。この蝶屋敷は、優しさに満ちていた。

その時、一羽の鎹鴉が、蝶屋敷の空に舞い降りてきた。

「知令!知令!休んでる暇はねぇぞ!那田蜘蛛山へ向かえ!那田蜘蛛山に鬼が出現!急げ!急げ!さっさと向かえ!」

鴉のけたたましい声が響き渡り、静かだった屋敷に緊張が走った。

「…那田蜘蛛山…」

知令は、鴉の知らせを聞き、静かに立ち上がった。

「行ってきます、皆さん。」

知令はそう言うと、アオイたちに深々と頭を下げた。

「知令さん、どうかご無事で…!」

アオイは、心配そうな顔で知令を見つめた。きよ、なほ、すみも、小さな手で知令の服をぎゅっと握りしめた。

「大丈夫です。約束します。必ず、生きて帰ってきます。」

そう言って、知令は、静かに夜の闇へと消えていった。
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