第17章 🛏 寝室 – 甘く焦れる時間
杉田がそっと唯の額に唇を触れ、優しく焦らしながらキスを重ねる。
その横で中村は、唯の太ももに軽くキスを落とし、舌で撫でながら絶妙に焦らす。
唯「んっ……2人とも……くすぐった……っい……」
クスッと微笑む杉田は、声をかける。
杉田「じゃあこれも……くすぐったいだけ?」
そう言うと、唯のお胸の蕾をそっと口に含み、舌先で転がし始める。
唯「ひゃっ……っそれは……きもちい……」
声を抑えようと必死に我慢する唯に、中村が苛立ち混じりの優しい声で促す。
悠一「おい、智和にばっか感じるなよ」
そう言いながら、唯の顔を自分の方へ向け、強引だけれど蕩けるキスを落とす。
息を上げる唯。
キスが離れると、二人の顔には蕩けた表情が残る。
唯「ゆういち……///」
悠一「他に何にしてほしい?」
唯は口元に手を当て、少し戸惑いながら小さく呟く。
唯「え……と、私も……する……」
その言葉に、中村も杉田も一瞬思考が停止する。
唯「あ……あれ? あの……私も気持ちよくしてあげたいんだけど……」
どちらからすればいいのか聞く前に、二人の声がほぼ同時に重なる。
中村&杉田「俺、僕…」
無言で睨み合う二人。
その間、唯は小さく息をつき、二人の間で胸が高鳴るのを感じるのだった。
無言の睨み合いから、やがて小さな火花が散る。
杉田「ここは僕でしょ……今回活躍したの、僕だしね」
中村「はっ、お前、あれ俺がフォロー入れなきゃ仕事どころじゃなかっただろ……」
空気がピリッと張り詰める中、唯は涙目になりながらおずおずと口を開いた。
唯「あ、あの……じゃ、じゃんけんする?」
一瞬の沈黙の後、杉田の口元にふっと笑みが浮かぶ。
杉田「……いいよ、僕が引く」
そう言うと、ためらいなく自分の服に手をかけ、脱ぎ始める。
中村「……え? まじ?」
驚いた表情で杉田を見る中村。
杉田「うん。本気だよ。
頑張って悠一を喜ばせたいのに、僕のせいで集中できない唯を見るのも……悪くないかなって」
そして杉田は視線を唯に移し、穏やかな声で言った。