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幼なじみの人気声優〜スパダリ生活

第16章 拒絶・・甘やかし。


その横で、中村も唯の唇を奪い、舌を絡めてわざとくちゅくちゅと音を立てる。
「……っん、んぅ……あぁっ……!」
唯は必死に声を押し殺すが、敏感な体は素直に反応してしまう。

やがて中村が唇を離し、荒い息を吐きながら杉田を睨む。
中村:「このドSが……」

杉田は肩をすくめ、ニヤつきながら言う。
杉田:「だって、好きな子は泣かせたくなるでしょ」
そう囁きながら、服の中へ手を潜り込ませ、唯の柔らかな胸を鷲掴みに揉みしだく。

「ひゃぁっ……だ、だめっ……!」
唯は腰を引こうとするも、逃げ場はない。

中村:「ったく……。今日、俺からだからな」
低い声で告げると、パンツ越しに指先を伸ばし、秘めた部分を擦り上げる。

「んっ……!あぁっ……やぁっ……!」
快楽に呑まれ、唯の体はびくびくと震える。

――だが、ふと脳裏に蘇る。
(……“3人でって、異常だと思いますよ”……新くんの言葉……)

「……っ!」
唯はグイッと中村を押し返す。

中村:「……は?」
意外そうに見開かれた瞳。

快楽の余韻で息を荒げながら、涙目で呟く。
唯:「……3人でするなんて……やっぱ……変だよ……」

中村:「なんだよ……急に……」
声を低くしながらも、どこか戸惑いを隠せない。

杉田はその様子を黙って見つめ、唯に視線を合わせる。
杉田:「……勘違いならいいんだけど。唯、もしかして……工藤君に何か言われた?」

「……っ!」
ビクリと体が反応する。図星を突かれた心臓が跳ね上がる。

唯:「ごっ、ごめん……今日疲れちゃったし、明日仕事で起きるの早いから……」
取り繕うように早口で言い、二人の手を振りほどいて、スタスタと自室へと向かっていった。

背後に残された二人は、沈黙の中でそれぞれに思案げな表情を浮かべていた――。
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