第7章 焦りと独占欲。
中村「…にしても感度すごいな....大丈夫かそんなんで」
唯「なっ…!」
さらに顔が熱くなる。
「ふ、ふんっ…ぜ、全然っ…気持ちよくなんてなかったし!」
負け惜しみを言いながら、そそくさと扉へ向かう。
悠一「……へぇ?」
低い声が背後から落ちてきたかと思うと――扉越しに、ドン、と強い衝撃。唯は肩をびくりと震わせる。
「じゃあ今度から…お前がイくたびに、痕をひとつずつつけてやろうか」
首筋を、悠一の指先がゆっくりと這う。ゾクリと背筋を走る感覚。
唯(悠一の…ばかぁぁぁぁ…!)
心の中で叫びながらも、熱を持った頬はごまかせなかった。