第6章 新たな_ライバル!?
続いてベッドセットでの撮影。白いシーツに横たわるゆいの髪を、悟が指に絡めながら耳元で囁くポーズをとり。
傑は唯の太腿に手を置き、身をかがめて見下ろす。
カメラのフラッシュが切れるたび、肌と肌の距離が少しずつ縮まる。
ツーショットでは、悟がサングラスを外し、蒼のような瞳で真っ直ぐ見つめる。
――綺麗すぎて、息ができない…。思わず視線を逸らす唯に、彼は口元で笑った。
ソファに座る傑の膝に乗せられ、腰を支えられたまま顔を近づけられる。唇が触れるか触れないか――。
「そのまま…いい表情だ」低く囁く声に、胸の奥が痺れる。
最後に3人でのショット。唯を中央に、両脇から抱き寄せられ、手が腰や背中を滑る。
カメラマンが「あと一歩近づいて」と指示するたび、二人の体温が増していくのがわかる。
その熱に包まれながら、唯は自分が撮影されていることを一
瞬忘れそうになっていた――。この2人のビジュアルが強すぎるよ...。