第6章 キスハメ依存の夜
絶頂の余韻に包まれたまま、はぐったりとセンラにしがみついていた。
肌と肌が張り付くように密着し、吐息が交じる距離。
「……、まだや……まだ足りへん。さっき、自分で言うたやろ?壊してって……ほんまに覚悟、できてるんやな?」
低く、喉の奥から絞り出すような声。
センラの目は潤みながらも獣のような熱を孕んでいた。
「ほんなら…唇も、舌も、呼吸も……全部、俺に支配されてみ?」
センラの手がの顎をすくい上げ、唇を奪うように重ねる。
「ん……っ、ちゅっ……ちゅうぅ……」
とろけるようなキス。
甘く、深く、そして貪欲に——の舌を絡め取り、啜り尽くすようにキスは続く。
「ちゅっ……んっ♡……っん……♡」
舌と舌が擦れ合い、唾液が混ざり合い、呼吸すらままならないほど深く口内を犯される。
そのまま、腰をまた重ね、再びセンラの熱がゆっくりとの中に沈み込んでいく。
「……ちゅうしたまま、奥まで届くやろ…?………息も、声も、ぜんぶ俺に奪わせんかい……」
「んぐっ……♡はぁっ……んちゅ……♡っ……くるし、い……♡でも、もっと……♡」
センラは唇を離さない。
吸って、啜って、塞いで……の呼吸の隙間すら与えず、快感のなかで酸素を奪い続ける。
「んちゅ……んふ……♡はぁっ……んっ♡」
唇が重なり、舌が絡まりながら、下では粘りつく律動が繰り返される。
ぬちゅっ……ずちゅっ……ぬぷっ……
奥へ奥へ、愛液が溶けあうように熱がすり寄る。