第5章 挿入の決壊
「あっ♡んっ♡そこぉ……っ♡当たってる……」
「……感じとるん、全部声に出しぃ。俺のが……どれだけ深く入ってるか、聞かせて……」
「やっ……♡センラさんのっ……奥まで、当たって……気持ちいい……っ♡」
「この奥……俺しか届かんとこやろ……♡俺だけに、こんな声……見せてんの、だけや……っ」
センラの吐息が荒くなり、耳元にかかる熱がさらに鼓膜をくすぐる。
「……もっと鳴いて……俺の名前、壊れるまで叫んでみぃ……♡」
「だ、だめぇ……っ♡もう……イきそう……イっちゃう……♡」
センラの動きが一段と強くなる。
ずんっ、ずんっ、ずちゅっ……っ、激しく擦られるたびに快感が限界を超えていく。
「イけっ……俺の奥で……イってまえ、……♡」
「んあぁぁっっ……♡センラさんっ……っっ♡イクッ……イくうぅぅっっっ♡♡」
ビクンッ、ビクンッと大きく跳ねるの身体。
「うっ……っ……中、吸い付いて……もう、無理や……っ!」
「だめ……♡一緒に……壊れたいっ……♡」
「んぐっ……イくっ……ぁ……っっ!!」
熱がどろどろに混ざり合い、絶頂が重なり合って、ふたりは一体になったまま、深く深く沈み込んでいく。
肌の温度、湿度、香り、脈動、すべてが共鳴し、愛と欲の境界が完全に決壊した夜だった。