第6章 マタタビ
『んんっ…せんせ、っあっイクっっ!』
何度目かの絶頂を迎え、芹奈の意識は段々と朦朧としてきた。しかし相澤の突き上げは収まることなく、収縮する芹奈のナカで更にその質量を増す。
「えー!それでどうなったの!?告白、上手くいった!?」
「いやぁそれがさぁ」
扉の向こうから生徒の声が聞こえ、2人の体が一旦止まる。何も不思議なことはない。ここは学校で時は放課後だ。
「っていう感じでね、まだ返事もらえてないのー」
「うわぁそれは焦らしプレイじゃん」
「そうなんだけどね、あのー」
扉のちょうど目の前で話しているのか、声が遠ざかる気配を感じない。
『っ!?せんせ、っ!』
バレてはいけない、はずなのに相澤はゆっくりと動き始めた。
「悪い、限界が近い」
耳元で囁かれ不覚にもキュンと締まる。相澤は挿れたまま芹奈を抱き上げ、狭い部屋の中で最も奥へ進んでいく。
その間も歩く振動で子宮が突き上げられ芹奈を更に快楽へと飲み込んでいく。
『っはぁっ…せんせ、っあっ』
「静かにしろ。バレたら俺もお前も終わりだ」
カーテンの閉じた窓枠に芹奈の腰を当てがい、片足を地面に下ろした。
体勢が落ち着いた途端、2人の顔は自然と近づき舌を絡め合った。
『んんっ…はぅっ…』
キスをしながら、ピストンの速度が上がり2人の体はお互いを求め合うようにぴたりとくっつかせ、接合部からは音が響く。
「渡橋、っ」
『せんせ、っ中、出してぇっ』
先ほどリカバリーガールの説明があった。マタタビの効果が出ている間は妊娠しない。
相澤の理性を抑えるものは、もう何もなかった。
「出すぞ、っ」
『私も、イクっっ』
窓際に立ち繋がりあった二人は、背徳感も相まりお互いに感じたことのないほどの快感に襲われ、繋がったまま同時に果てた。