第9章 シツケ
『きゃっ』
制服のまま芹奈はソファに投げ飛ばされ、すかさず爆豪が馬乗りになり彼女の身動きを封じた。
『んんっ…ちょ、勝己っ…はぁっ…』
言葉を発する自由さえ与えず貪りつくような深く激しいキスが降り注いだ。2人の息は乱れ、芹奈の口からは甘い声が漏れ始めた。
職場体験が終わり、2人がこうして交わるのは1週間以上ぶりであった。爆豪としては色んな意味で色々なモノが溜まってる。
『っかつ…きっ』
「っクソが」
『ねっ勝己、ごめん。あれは、その、言葉のあやと言うか…』
「知るか。俺は言葉が通じねぇんだ。言葉が通うじねぇなら通じねぇなりに体で示してやるよ」
獲物を捕食しようとする野獣のような目つきに、久しぶりのその感覚に、芹奈のソコはすでに濡れていた。