第6章 静寂を裂く朝
宿「く……ッ……!」
宿儺が低く呻きながら果てた。
熱い奔流が一気に注がれ、膣内がびくびくと痙攣して受け止める。
どくどくと脈打つように、白濁の欲望が子宮に直接叩き込まれる感覚。
身体の奥で跳ねるその熱に彼女もまた快感の波に攫われ、声にならない喘ぎを漏らす。
「……ッ、すごい……っ、量……。」
彼女の脚の間から、宿儺の液が溢れ出していく。
膣内の奥でまだ脈打つ彼を感じながら、全身を痺れさせて脱力していた。
宿儺は荒い息を吐きながら、彼女の背中に体重を預けてくる。
熱い肌が密着し、鼓動がひとつになる。
宿「──これで、オマエの中は俺のもので満たされた。もう……逃げられんぞ。」
耳元に囁かれるその言葉は、ぞくりとするほど艶やかで支配的だった。
彼女はただ震える指先を握りしめながら、熱と余韻の中に沈んでいく。
快楽に染まった身体も心も、宿儺のものになっていく──
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悟「あれぇ、悠仁、サボり?……ったく、グラウンドにもいないし、まさかまた宿儺に……。」
室内には荒く息をする彼女と、その背後に寄り添う半裸の男──
宿儺。
脱ぎ捨てられた衣服、肌に浮かぶ汗、脚の間から伝う白濁した滴。
全てが、何が行われたのかを語っていた。
悟「……は?」
悟のサングラスの奥、氷のように透き通る双眸が細められる。
普段の軽さはどこかへ消え失せ、部屋の空気が一気に冷え込んだ。
宿儺は、くくく……と喉の奥で笑った。
あからさまな愉悦が、その口元に滲んでいる。
まるで“わざと見せた”と言わんばかりの態度だった。
宿「どうした? "特級術師"。俺のものにされてる姿を見て……何も言えないのか?」
その挑発に、悟はピクリと片眉を動かす。
しかし口元に浮かんだのは、いつもの軽薄な笑みだった。