第6章 静寂を裂く朝
下着越しに押し当ててきた中指が、何度もそこを擦る。
「……あ、ん、悠仁……っ、もう……。」
悠「声、もっと出して。俺のでしか喘げなくしてやるから。」
パンツを脱がされ、太腿を開かされる。
羞恥心が込み上げたが、それ以上に悠仁の熱い眼差しに焼かれるような感覚が強かった。
彼は指を舐めたあと、そっとみみの中に差し入れてくる。
悠「ぬるぬるしてる……かわいいな、ほんと。」
1本、そして2本。
ゆっくりと確かめるように出し入れされる指に、奥がとろけていく。
悠「伏黒と、どっちが……気持ち良い?」
「そんな、比べられないよ……っ。」
悠「じゃあ……比べて?」
彼の声が低く落ちてくる。
そして熱く硬くなったものが、みみの脚の間に押し当てられた。
悠「ここに……欲しいんでしょ?」
ゆっくりと沈んでくる彼の肉が、みみの中を押し広げる。
あまりにも強く深くて、息が詰まる。
「……あ……あっ……。」
悠仁は眉をひそめ、奥まで一気に入り込む。
悠「……やば、気持ち……締めつけすごい……。」
彼の呼吸が荒くなり、動き出す。
腰を打ちつけるたび、みみの中に甘い快感が広がっていく。
恵のときとは違う。
優しさの皮を剥いだ悠仁は、まるで本能でみみを貪るようだった。
悠「ほら……もっと啼いて。誰のものか、言ってみて?」
その言葉に熱が込み上げ、みみは叫ぶように名前を呼んだ。
「……悠仁、悠仁……っ、……!」
悠「好きだよ。オマエが、伏黒に取られる前に……壊したかった。」
彼は奥で1度強く突き上げたあと、すべてをみみの中へと吐き出した。
その瞬間、みみの中にも甘い波が押し寄せ意識が白く染まっていく。
支配と独占の熱に焼かれながら――
みみは確かに、悠仁に“所有された”のだった。