• テキストサイズ

転生したら呪術廻戦の世界でした

第5章 微熱の帰路


肩をはだけたみみを見下ろしながら、恵の喉が小さく鳴った。

彼は自分の制服の前を外し、上半身を脱ぎ捨てるように布団の中へ身体を滑り込ませてくる。

恵「……キレイだよ、オマエ。」

真っすぐな瞳にそう言われると、どこかくすぐったくて息が浅くなる。

恵の手がみみの腰を抱き寄せ、脚の隙間に自分の膝を差し込む。

無防備に開かれる脚。

その間に彼の熱が触れて、思わず背中が跳ねた。

「……んっ、恵……っ。」

唇を塞ぐように、彼のキスが落ちてくる。

少しずつ深く角度を変えて、何度も何度も重ねられる口づけ。

その合間に舌が触れ合うと互いの呼吸が乱れ、体温が混ざり合っていく。

恵「怖かったんだ……オマエが、誰かに取られるのが。」

囁くような声と共に、彼の唇が喉元から鎖骨へと這い落ちていく。

優しく、でも確かに吸い寄せられるような動き。

肌の柔らかいところを確かめるように舌が撫で、指が震えながらも敏感な箇所を探り当ててくる。

そのたびに、息が漏れる。

「恵、だめ……そんなとこ……。」

かすれる声に、彼の手が止まる。

けれど、すぐにそっと掌を重ねてくる。

恵「俺のこと、ちゃんと感じて。……他の男の手、もう思い出せないくらいにするから。」

その言葉に、胸がぎゅっと締めつけられた。

唇が胸の頂を包み込む。

柔らかく、でも吸い尽くすように。

指が内腿を撫で、次第に奥の方へと進んでいく。

ぬるりと濡れてしまっていたそこに触れた指が、わずかに揺れた。

恵「……っ濡れてる……ごめん、いや、うれしい……。」
/ 159ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp