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転生したら呪術廻戦の世界でした

第1章 転生と閉じ込め


「……甚爾さん……。」

名を呼ぶだけで、喉が震えた。

初めて“現実”として触れるその存在に、みみの身体はすでに微かに反応していた。

鼓動が早まっている。

視線を逸らしたくても逸らせなかった。

甚「……ああ、良い声だ。」

伏黒甚爾の唇がゆるく歪む。

どこか残酷な笑みに、みみは息をのんだ。

けれどそれは、恐怖とは違った。

逃げ場のないこの部屋で、彼だけが“確かな現実”だった。

甚「口だけじゃねえ。体も……正直だな。」

彼の大きな手が、みみの頬から首筋、鎖骨へとゆっくり滑り落ちていく。

その軌跡をなぞられるだけで、肌がひりつくような快感が広がった。

「ふ……あっ……。」

声が漏れる。

服の上からでも彼の手は的確に女の神経を撫で、刺激を与えてくる。

まるでどれだけ“足りていない”かを教え込むように。

甚「何も知らねぇって顔しながら……感じてるじゃねぇか。」

「そ、そんな……こと……。」

抵抗しようとした指先を、彼が軽く掴んだ。

そのままベッドに押し倒される。

甚「……嘘が下手だな。良いぜ、認めなくても。オマエの体の奥が……俺を欲しがってる。」

彼の唇が胸元へ降りてくる。

衣服の隙間に熱い舌が忍び込み、柔らかな部分を吸い上げた。

布越しでもその刺激は鋭く、背筋がぞくりと痺れる。

「だ……め……それ……っ。」

甚「駄目って言いながら、震えてるぞ。足、閉じられねぇじゃねぇか。」

片膝がみみの脚の間に滑り込む。

触れられただけで、そこが熱を帯びているのが自分でも分かった。

頭が真っ白になる。

転生とか閉じ込められた理由とか、全部どうでもよくなっていく。

甚「濡れてる。もうここ……ぐちゃぐちゃだぞ。」

「や……っ、そこ……っ、言わないで……!」

羞恥が込み上げる。

しかし彼は構わず、下着の隙間から指を忍び込ませる。

ぬるり、とした感触。

ぐっと押し広げられるたびに、喉から声が漏れる。
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