第3章 緊張感
そのまま、悟の先端が女の膣口に沈んでいく。
「っ、ああ……っ、入ってくる、そんな……っ、深い……。」
悟「まだ。全部入ってないよ?」
苦しげに喘ぐ女に、悟は容赦なく腰を押し進める。
ぐっ、と奥を突かれた瞬間、女の身体がびくんと跳ねて震えた。
「ひゃ……っ、や……だめっ、そこ、奥っ……!」
悟「ここ、宿儺に触られた?」
「っ……さとる……っ、やめて……っ、そんな風に……!」
涙を浮かべながら首を横に振る女を、悟は愛しそうに見下ろした。
悟「ごめん。でも、僕……オマエが奪われたこと、許せない。……宿儺に穢されたオマエが、悔しくてたまらないんだよ。」
そのまま腰を打ちつけてくる。
奥を何度も突かれるたびに熱が溜まり、膣内が悟の形にかたどられていくようだった。
「もうや……っ、だめぇ……イク、イっちゃうっ……!」
悟「良いよ、僕の中で狂って。」
一際深く突き上げられた瞬間、視界が白く弾け飛んだ。
女は全身を跳ねさせながら、悟の胸にしがみついて絶頂を迎える。
けれど、悟の腰は止まらなかった。
悟「……まだ、終わらない。オマエが僕のものだって、骨の奥まで刻むまで。」
「や……っ、さとる、もう……これ以上は……!」
悟「足りないよ。何度でもオマエの中に出してやる。オマエのナカ、僕のでいっぱいにしてやるから。」
そう囁きながら、悟は女の脚を肩に担ぎ上げ、より深く、より激しく打ち付けてきた。
何度も果て何度も絶頂を繰り返しながら、女の身体は悟の熱で染め上げられていく。
宿儺の記憶も昨日の罪も、全てを焼き尽くすほどに。
――もう、誰にも渡さない。
悟の目がそう告げていた。
部屋には、粘着質な音と荒い息遣いだけが響いていた。