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転生したら呪術廻戦の世界でした

第14章 交錯する夜


時間の感覚が曖昧になっていた。

どれだけ触れられて、何度抱きしめられたのか――

もう覚えていない。

ただひたすらに、快楽と熱の渦の中にいた。

シーツはすでに汗と吐息で湿り、重なり合う体温が溶けあっている。

みみは悟と恵の間に挟まれ、まるで光も音も遮断されたような熱の中で喘いでいた。

「はぁっ、ん……もう、やめて……っ、身体、おかしくなる……。」

掠れた声。

肩で息をしながら、震える指先を必死にシーツに絡めるが――

悟の指が、彼女の太腿の内側に這い上がる。

悟「……やめてって言いながら、こんなに熱い。ウソ、ついてるでしょ?」

意地悪く囁きながら、彼の唇が背中をなぞる。

軽く噛むような愛撫。

そこに、独占の熱が滲む。

「ほんとに、壊れちゃう……っ。」

恵「なら、俺が受け止める。」

後ろから囁いたのは恵だった。

彼の掌が彼女の腹部を支えるように回り込み、もう片方の手はその胸元へと滑り込んでいく。

悟「全部、僕らの中で壊れれば良い。」

2人の声が交互に彼女を支配する。

悟の熱、恵の執着そして自分の中で渦を巻くどうしようもない快楽。

全部が溶けて、どこまでが自分のものかもわからない。

恵「みみ、気持ち良いんだろ?」

悟「素直に言ってよ。全部、教えて。」

悟の舌が耳元をなぞる。

恵の指先が布越しに柔らかな場所をすくいあげ、軽く揉む。

そのどちらも、みみの理性を焼き切るには十分だった。

「あっ……ぁ、や……やだ……っ、ん、や、ぁああっ……!」

全身が震えた。

喉奥からあふれた甘い声は、もう彼女の意識とは関係なかった。
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