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転生したら呪術廻戦の世界でした

第14章 交錯する夜


悟「恵、オマエも……見てるだけじゃなくて、来なよ。」

悟の挑発的な声に、恵はほんの一瞬、視線を逸らした。

だが、次の瞬間。

みみは悟の腕の中にありながら、目の前に恵の影を感じる。

動けないまま、視線だけが交差した。

恵「みみ……俺、さっき、ちゃんと伝えてなかった。」

恵は真っ直ぐに見つめたまま、その手を彼女の脚に添えた。

ゆっくりと指を滑らせ、悟の指と交差するように触れる。

恵「……オマエが欲しい。」

低く、噛みしめるような声。

その一言に、みみの喉がひくりと震えた。

悟は笑みを浮かべたまま、手を引かない。

まるで、恵との駆け引きを楽しんでいるかのように。

悟「2人に同時に触れられて……どう?」

みみの唇から、掠れた喘ぎが漏れる。

「あ……っ、だめ、それ、2人とも……おかしくなっちゃう……。」

悟「良いじゃん。壊してあげるよ、恵も、そうでしょ?」

2人の指が交差し、肌の上でぬるりと絡み合う。

みみの身体はもう自分のものではないかのように、熱に翻弄されていった。

肩が震え、太腿がすり寄り吐息が甘く湿る。

悟が耳を甘く噛み、恵の唇が首筋をなぞる。

「や……あぁ、んっ、そんな……。」

否定の言葉が快楽に変わる。

2人の温もりが全身を包み、意識の奥が霞んでいく。

恵「みみ、好きって言って。俺に、だけじゃなく……五条先生にも。」

「……だめ、言えない……っ、恵、悟……もう、わたし……っ。」

悟「素直になってよ。」

悟が低く囁き胸元に指を滑らせながら、舌で鎖骨をなぞった。

悟「全部、僕らに見せて。壊れるまで……抱くから。」

恵「俺が最初に、触れたのに……。」

恵の嫉妬に染まった声が、肌の上を這う。

その熱がみみの奥に突き刺さる。

「やめて、お願い……わたし、壊れちゃう……っ。」

悟「壊してあげるって、言ったでしょ。」

唇と唇、指と指、熱と熱。

3人が溶け合うように交わりながら夜はさらに深く、濃く染まっていった――。
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