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転生したら呪術廻戦の世界でした

第13章 籠の中の鳥


悟「いやいや、僕が出てる間に、ソファの上でこんなに乱れてるとか……普通に拗ねちゃうんだけど?」

恵はぎこちなく身体を起こそうとするが、悟は1歩踏み出してきた。

まるで、逃げ場を塞ぐように。

悟「やめときなよ、恵。今さら隠しても、もう遅いよ?」

サングラスを外すと、その瞳が鋭く彼らを射抜いた。

けれど、怒りではない。

――欲望だった。

悟「みみ、そんなに啼く声、僕には聞かせたことなかったよね。」

その一言に、みみの背筋がぞわりと粟立つ。

強い視線、動けない、呼吸も浅くなる。

悟「恵だけに……そんな顔、そんな身体……見せてたんだ?」

悟はゆっくりと近づくと恵の背に手を伸ばし、引き剥がすように彼を押しのけた。

驚いた恵が抵抗しようとした瞬間、低く凍るような声が落ちた。

悟「……僕の女だよ?」

その一言が、全てを支配する。

悟「オマエに抱かれて乱れてるみみなんて、僕が許すわけないでしょ。」

悟はそのまま彼女の顎を持ち上げ、強引に唇を奪う。

深く、荒く舌を絡ませながら独占欲を露わにして。

「……んっ、は、ぁ……悟、まって、今は……っ。」

悟「待たない。ずっと、我慢してたの僕も同じ。……ねえ、みみ。」

彼女の唇から零れる喘ぎと恵の熱い視線、そして悟の支配的な手。

2人の男に挟まれ、逃げ道などなかった。

悟の指が彼女の太腿を割って入り恵が奪った場所に、今度は彼が触れる。

そのまま唇で首筋をなぞり、耳元で囁く。

悟「……こっちのほうが気持ち良いでしょ? やっぱり、僕じゃなきゃダメだよね。」

「悟、やだ……やさしくして……。」

悟「……なら、言ってごらん。」

熱に濡れた瞳の奥で、みみはかすかに首を振る。

でも、すぐに――

自ら悟にしがみついた。

恵は、その光景に固唾を飲んだまま立ち尽くしていた。

だが悟はちらと振り返り、にやりと笑う。
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