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未来の為に【怪獣8号:保科宗四郎】

第10章 悲しみの中で


「僕まだやることあんねんけど。」


急ぎのものは全て終わらせているのを知ってる。

手を引けば大人しくついてくるので宗四郎の家に来て、鍵を開けるよう促す。


「好きにしていいって言ったでしょ。」


開かれた扉の中に吸い込まれるように入っていき、真っ直ぐ寝室まで来た。

そのまま彼をベッドに押し倒して、その腰に跨る。


「お姉ちゃんを抱くくらいなら私を抱いて。女なら誰でもいいんでしょ。」


「……君は無理や。」


ずっと…ずっと涙が止まらない。

どうしてそんなに頑ななの。


「後悔しない?前みたいに付き纏ったりしない?」


「するわけないやろ。」


ダメと言って服を脱がしていく。

隊服も下着も全部脱がせて、私も全て脱いだ。

そのまま彼の胸に倒れて体温を感じる。


今度は私が頑張る番なの?

あなたがいなきゃ、私の夢は叶わない。

私の夢…そうだ、子供が出来てしまえば…。


起き上がって縮こまったままの彼の中心に手を這わせる。

口に含んで唾液を絡ませながら舌で刺激していると、だんだんと大きくなって完全に勃ち上がった。


また腰に跨って膣口にあてがう。


「慣らせ。ゴムもつけろ。」


無視してそのまま腰を沈めていく。

痛い…何ヶ月もしていないから余計痛みを感じる。


どこを見ているかわからない彼の糸目を見つめながら、久しぶりに感じた彼の質量や熱を搾り取るように膣を伸縮させた。

大丈夫、濡れてきた。


くねくねと腰を動かし慣れてきた頃、腰を上げてお尻がつくまで落とす。

それを何度も繰り返して、吐息混じりに吐き出される彼の甘い声を必死に聞いた。


「イ、く…抜きや…。」


腰を掴んだ彼の手を無理やり引き剥がして、指を絡めて捕まえた。

宗四郎は溜め息をついて身体を動かし、上になって激しく律動をしてから自身を抜き、ナカに欲しかったソレは虚しくお腹に吐き出された。

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