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未来の為に【怪獣8号:保科宗四郎】

第10章 悲しみの中で


目が覚めると下半身の疼きはなくなっており、代わりに肋が少し痛かった。

下は何も履いていなくて、足の間には宗四郎がいる。


まさか…寝てる間にイかされた?え、なんで私起きないの…。


「起きた?めっちゃ可愛かったで。寝ながらイっとんの。」


やっぱり…肋に負担がかかるからまだしたくないのに…。


脱がしたものを綺麗に戻し、抱き起こされて仮眠室を出ていく。


「もっとイきたかった?」


クスクスと笑う彼を無視すると、背中を撫でなから下りてお尻をサワサワと撫でる。


「1回で終わらなよかったな。負担なる思たからあれ以上はせぇへんかったけど。」


「……治ったら覚えててね。」


その時、通信機からとある情報が流れてきた。

四ノ宮長官の訃報を報せるものだった。


第1部隊で討伐があり、怪獣9号は長官を狙っていたようだ。

鳴海隊長や日比野、四ノ宮は大丈夫なんだろうか。

四ノ宮…あの子は…。


四ノ宮長官ですら敵わなかった9号を私たちは倒さなければならない。


「四ノ宮……。」


ただ黙って頭を引き寄せられる。


その後程なくして、全国の防衛隊員が四ノ宮長官へと敬礼を捧げた。

強くならなきゃ…もっと…。

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