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未来の為に【怪獣8号:保科宗四郎】

第7章 任務の傍らで


2人が一緒に攻撃を仕掛けるようなので、私は止血をしながら隙を探す。


市川が今持てる力を使って撃ち込んだ攻撃は、余獣の死骸が壁となり防がれていた。


「あーその様子だとこれで、万策尽キた感じかな。」


「っ!市川!!」


すぐに駆け出し庇おうとしたが間に合わず、私の方まで銃弾のような攻撃が飛んでくる。

あたっているが気にせずに市川の下へ向かった。

まだ死なせてはいけない、あの人が言っていたんだ、市川には壁を超える可能性があるって。


市川に指先を向けている怪獣に向かって銃を撃ちながら近付いた。

そしてそのまま刀を振り翳す。


「っ、あ"っ!?」


なんとか心臓は躱したが、いけないとこにあたった気がする。

呼吸音がおかしくなった。

息が出来ない…早く怪獣繊維で……いや、肺はさすがに無理かも。

意識も保てそうにない。視界が白く霞んでいく。

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