第5章 移り変わり
オペレーションルームに入り、受験者たちを見る。
少しするとゆっくりオペレーションルームに副隊長が入ってきた。
「もうええよ、わかったから。」
終わった、私たちの関係が今終わった。
体力審査が終わり、最終審査に移る。
副隊長は受験者たちに説明をする為、演習場へ向かった。
説明をしスーツが置かれている部屋に案内すると一度オペレーションルームに戻ってくる。
スーツを着た者から解放戦力を測定していく。
四ノ宮長官の娘はさすがというかなんというか…入隊前から46%なんて…すでに小隊長クラス…。
その後も続々10%超えが現れていく。
今までこんなことはあっただろうか…。
「これまじで、過去最高の豊作年かもしれんなぁ。」
そしてまさかの…0%の者まで出てしまった。
「もう少し時間ください、今気張ってるんで。」
え、気張る?解放戦力って気張って出るもんだっけ…。
日比野カフカか…面白そうだけど、隊員になるのは厳しいかな。
「いや、うんこちゃうから!!気張っても出んて!」
どうやら副隊長は彼を気に入ったようだ、お腹を抱えて笑っている。
小此木に怒られているけど。