第4章 過ちは消えない
業務を終わらせてそのまま彼の家に連れていかれる。
ご飯やお風呂を終わらせるとちょっと飲もうと冷蔵庫からお酒を持ってくる。
「ごめんなさい、私は今日……。」
「ええから飲んで。イライラすんねん。」
はい…と小さく返事をして差し出されたお酒を受け取る。
乾杯と前に出されたのでカンっと軽くぶつけた。
ちびちび飲んで1本空ける頃には、副隊長の近くに5本の空き缶が転がっていた。
「なぁりっちゃん〜やろぉ…僕とのセックス好きやろ、なぁ?」
「酔ってる時はしたくないって言ってたじゃないですか…。」
もし酔ってる時にしようとしたら止めてくれと言われている。
私とはどうしても素面でしたいらしい。
嫌やぁしよ〜と抱きつかれて後ろに倒れる。
床に頭ぶつけるかと思った。
胸を撫で下ろしていると唇が重なり舌が絡む。
引き離そうと胸を押すが力では勝てるはずもなく、硬くなったモノで私の敏感なところを擦ってくる。
どうしよ、どうしよ!止められない。
唾液をだらだらと零しながら顔を上げた彼はふにゃっと笑って、私の上で寝てしまった。
嘘でしょ…動かせない。
「保科さん、あの…自分でベッドに……。」
「宗四郎…。」
起きてた…。
その後何度呼びかけても反応がなくなり、結局リビングでそのまま寝た。