第4章 過ちは消えない
やっと解放されたかと思えば、仮眠室の鍵を閉めていた。
「付き合うて!璃沙が好きやから、僕と付き合うて!結婚を前提に!」
すごい勢いで告白されて後退りをするとベッドにぶつかり倒れて、副隊長までも倒れてくる。
それに結婚って…確かに彼となら結婚したいと思うが、今はまだそんなことを考えている場合ではない。
「結婚を前提にはなし、重いやろ。結婚は君が望む未来に出来てから…やから、僕の彼女になって他の男のとこなんか行かんといて。」
真上の彼を見つめながら頷くと唇が落ちてくる。
舌が絡まり口内でぬるぬると蠢く舌は、歯列をなぞり上顎を撫でてまた絡む。
鼻を通って抜ける甘い声がキスの激しさを表していた。
ゆっくり離れた舌は唾液を零してくるので口を開けて受け止めた。
もう一度軽く口付けて離れると、隊服のファスナーを下ろしインナーの上からブラをズラされる。
「なぁ、今日僕ん家来て?セックスしよ?」
「んっ、あ…んぅ…。」
「ん?それ行くってこと?」
指が膨らみを撫でそのまま突起をなぞるとまた少し上に戻り、何度も指で弾かれる。
気持ちよくて声が出てるだけなのに…。
「あっ、っ…行く!んっ、行きます!ん、ふっ…。」
「え、乳首だけでイってまうの?やらしい子やねぇ。」
そういうことじゃ……揶揄うように笑う彼の顔を見て、言い直すのはやめた。
意地悪ばっかする彼の指に腰が揺れる。
親指で激しく擦られて爪で弾かれれば、太腿を擦り合わせて腰が浮いた。
「めっちゃへこへこしとるね、乳首だけやなくてクリも弄って欲しい?」
「ぁあっ、んぅ……宗四郎さんが、欲し…っ、んあ…。」
「ははっ……帰るまで我慢しとって。」
耳に顔を近付けて囁くと指が離れ、ブラを戻し軽く揉んでから立ち上がった。
嘘…まさかこのまま…イきたい……。
トレーニングしてから帰ろと腕引っ張られて絶望した。
結局トレーニングルームでイチャイチャしながらトレーニングを1時間程して帰った。
そして夜は散々愛された。腰が重い…。