第3章 未知
連れて来られたところは寝室のようで、大きなベッドに優しく降ろされる。
「あ、あの…素面では彼女以外の人とはしないんじゃ…。」
「あー璃沙は例外な?今更、お互いやめれへんやろ。」
私のソコはすでに期待で溢れている、彼のモノも私のソコを押し返していた。
伝えた方がいいだろうか…彼の前で演技なんかしたくない。
「私、そ、挿入でイったことなくて…。」
「痛かったん?…なら、僕がなんも考えられへんくなるくらい気持ちようさせたる。」
気持ちよくなかったら言ってとキスをし、舌を絡ませながら隊服が脱がされていく。
インナーを捲られブラ越しに胸を優しく揉まれた。
膨らみに指が軽く沈みふにふにと、その手つきは初めて感じる優しさだった。
揉まれるだけで気持ちいい…彼にされることが全て気持ちいい。
こんな優しく私に触れる人なんていなかった。
この人のこの優しさを姉は知っているんだと、余計なことを考えてしまう。
経験人数だって私の方が多かったのに満たされなかったのは、この人としてるかしてないかの違いだったのだろうか。
嫌だ…他の誰としていてもいいから、姉とだけはしてて欲しくなかった。
絡んだ舌が離れ糸を引く。
「お姉ちゃん…お姉ちゃんの方が、よかった…?」
「なんでそないなこと言うん?僕が今、本気でしたいと思ってしてるんは、君なんやけど…璃沙。」
そうだ、姉とはお酒を飲んだ後にしたと言っていた。
私はこの人にとって、姉よりも特別な存在になれているんだろうか。
今、私の好きな人は私を見ているのに…。