第3章 未知
30分程お風呂に入って上がってくると副隊長はキッチンに立っていた。
「酒飲まんし、どうせならちゃんとしたもん食わせよ思て…って、髪乾かしてきぃや。」
お玉を置いた彼は肩に掛けていたタオルを取り、わしゃわしゃと髪を拭いてくる。
「風呂上がりやばすぎやろ…。」
タオルで顔を隠され、聞き返しても返事はないし表情も窺えないので、気にするのをやめた。
髪を乾かしてくるとすでにテーブルにご飯が並べられており、はよ食べよと笑う彼に吸い寄せられるようにその唇に自身のソレを重ねた。
「ふっ、まだやよ?飯食って僕が風呂入るまで待っとって。」
付き合ってるみたい…それでも私は彼の彼女ではないのだと、気持ちを閉じ込めた。
ご飯を食べ終わって副隊長がお風呂に入ってる間に自身を慰めた。
好きな人とキスするだけでこんなになるなんて…ナカに指を挿れてくちゅくちゅと動かす。
あ、やばい…イきそ…。
「んっ、ふくたいちょ……そうし「待てへんかったんや。」あ……。」
後ろから抱き締められて慌てて下着から手を抜いた。
上がってきたの気付かなかった…夢中になってた。
それどころか名前で呼びそうに…すぐに謝って、ソファに上げて開いていた足を下ろし閉じる。
弄っていた腕を取られ、愛液で光る指は口の中に入れて舐められた。
「可愛ええやん、そんなに期待しとったん?」
腕の中で振り返り軽く唇を重ねた。
好きだ、この人が好き…他の人に取られたくない。