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未来の為に【怪獣8号:保科宗四郎】

第12章 大切なあなた


目が覚めるとソファに横になっていて、副隊長はソファに身体を預けて床に座って寝ていた。

身体は大丈夫だろうか…。


ふと、左手に違和感を感じ腕を上げ手を見ると、キラキラと光る宝石が薬指についていた。

なにこれ…?


「ん……おはよ。」


副隊長が起きてふにゃふにゃと優しく微笑み、頬に口付けを落とす。


「……予約や。何年後…何十年後になるかはわからへん。でも、もう手放したりなんてせぇへん。君に傍にいて欲しい。」


嬉しいはずなのに…今はこんなものをもらえないと思った。

でも外して返すことも出来なくて、結局私は家族よりも男を選ぶのかと心の中で嘲笑った。


彼がいきなりこんなことをしたのは私の為だとわかっていた。

指輪をいつから用意していたのか知らないが、姉にあんなことを言われた私を安心させる為だろう。


「宗四郎、ありがとう…。」


今はそれしか言えなかった。


一緒に歯を磨いて顔を洗いリビングに戻ってくると、両手を握られ顔が近付いてくる。

ダメだと思いながらそれを受け入れ、胸が温かくなっていく。


手を握っていた彼の手は腰と後頭部に回り、逃がさないと言うようにきつく抱き締められながら舌が絡んだ。


「あかん、止まらんかも…。」


少し舌を離し呟いてまたすぐ絡む。

彼に借りたTシャツの中に手が入り込み、背中を撫でながら上に滑っていく。


鼻にかかった声を漏らしながら胸に縋って必死に応える。


パチン…と締め付けがなくなった胸に手が滑り込んで、膨らみを優しく揉まれた。


「止めて、璃沙…。」


「そ、んぅ…んっ、んぅ…。」


宗四郎の首に腕を回し、もっと…と言うに唇を押し付ける。

この人が好きで好きで、堪らない。


突起を摘まれコリコリと捏ねられると、腰を震わせてしまう。


「…抱かれたいん?」


唇が離れてもすぐに重なり舌を絡ませながら、突起を親指で擦られ続ける。

我慢出来ずに腰を前に出して揺らした。

彼の硬いモノに敏感なところが擦れ、膝が僅かに震える。


「まじでやばい、可愛ええ…。」


口角を上げ熱い視線を薄く開かれた瞳に向けられる。

ちゅっちゅと何度かキスをし、至近距離で見つめられお互いの熱い吐息が混じった。

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