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未来の為に【怪獣8号:保科宗四郎】

第11章 離れゆく心


「あ、りっちゃん?僕ん家来れへん?飲も。」


「なんでですか。」


姉といるんだろう?なんで私が行かなきゃいけないんだ。

ええから来て助けてと言われ、仕方なく駅へと向かう。

助けてってなんなんだ。


電車に揺られ彼の家につき、インターホンを押す。


「やっと来たぁ、助けてやぁ…。」


扉が開き、中からはインナーのみを着た副隊長が出てきた。

どういう状況?というか、誰かに見られたらまずいんじゃ…。


すぐに玄関の中に入って扉を閉めた。


「宗四郎くんしようよ〜。」


「やから、やらへんって!りっちゃん来たからもうやめぇや!」


襲われそうになってるのか?

副隊長は頬が赤くなっており千鳥足だ。相当飲まされたのだろうか。

それにしても…酔っ払っていてもしてないとは…。


姉も来て、副隊長に後ろから抱きつくと下を向いたままの陰茎を握っている。

なに触ってんの、私のなんだけど。


姉も相当酔ってるらしく、嫌がる副隊長に無理やり触っている。


「お姉ちゃん、副隊長嫌がってる。」


「嫌がってないよ〜、全然力入ってないもん。」


いや、それは酔ってるからだろう。

後は彼の優しさ。怪我をさせてしまわないかと気を使っているのだろう。

酔っていて力加減が出来ないだろうから。


彼を握っている手をなんとか引き剥がして、とりあえずリビングに連れていく。

姉は全裸だったのでなんとか隊服を着せて、副隊長は自分で着ていたので、ソファに座った。

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