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未来の為に【怪獣8号:保科宗四郎】

第11章 離れゆく心


数日経ち、風邪が完治した頃、第1部隊と第3部隊の合同演習が決まる。


相変わらず、ご飯も睡眠も副隊長に監視されている。

さすがに一緒に寝るのは勘弁してくださいと言っても、僕とやないと寝れんのやろ?と一緒に眠ってしまう。

一緒に寝るとムラムラしてしまうんだが…。


「りっちゃん、寝ぇへんの?」


「あまりくっつかれると……。」


「くっつかんと寝れんやろ?」


初めてみんなの前でりっちゃんって呼ばれた時、みんながめちゃくちゃ見てきて恥ずかしかった…。


「ん……その呼び方やめませんか?」


「えぇ〜…じゃあ、神谷ちゃんにする?ちゅーか呼び方なんてどうでもええやろ。」


どうでもいいというか…姉を名前で呼ぶのが嫌なだけだ。

私がこんなんじゃなければきっと今頃…姉としていたのだろう。


彼の家のベッドは大き過ぎて、くっついて寝るのがもったいないくらいだ。

それでも抱き寄せられた腕を離すことはしない。


もぞもぞと足を動かすと太腿が硬いモノにあたり、甘い吐息が聞こえてきた。

ムラムラしてるのは私だけじゃなかった…。


「……バレてもうたか。もう寝るで……っ、あかんて…。」


手を伸ばして指で撫で上げるとビクッと揺れて、荒く息をしながら私の手を掴む。

結局両手を片手で拘束されて、下着の中に手が入ってきた。

あ…触ってくれるの…宗四郎にいっぱい触れて欲しい、気持ちよくされたい。

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