第6章 静寂の支配
ズボンと下着を下ろす音がやけに大きく響き次の瞬間、灼けるような熱がミクの腿の内側を押し広げる。
甚「覚えさせてやるよ、誰のもんか。」
言葉と同時に、勢いよく腰が押しつけられた。
濡れた音が部屋に響き、ミクの身体が跳ねる。
強く深く何度も打ちつけるたびにシーツを握る指が震え、喉から甘く潤んだ声が漏れていく。
「んっ……あっ、や、まって、そこ……!」
甚「待たねぇよ。オマエが俺以外、考えられなくなるまで何回でも抱いてやる。」
何度も奥を抉られるような動きに、思考がじわじわと溶けていく。
腰を掴まれ、容赦なく突き上げられ、そのたびに名前を呼ぶ声が喉から零れる。
甚「ミク……オマエ、今ちゃんと俺だけ見てるな?」
「……うん……見てる……甚爾……だけ……っ。」
耳元で囁いたその返事に満足したように、彼はさらに深く打ち込んだ。
快感の頂点が、内側から爆ぜるように広がっていく。
甚「ああ、良い顔……もう、離さねぇ。」
最後まで深く突き上げてから、甚爾はそのままミクの腰を抱きしめたまま動きを止めた。
熱いものが奥へと注がれる感覚に、ミクの身体が微かに震える。
体を離さず、呼吸が落ち着くまでずっと、彼は耳元で囁き続けた。
甚「誰にも、渡さねぇ。オマエはもう――俺のだ。」