• テキストサイズ

モニタリング

第21章 誤魔化し


甚「ほら、比べてみろよ。どっちが良いか、身体で教えてやる。」

そんなふうに言いながら甚爾はミクの腰を強く引き寄せ、下腹部を抉るように突き上げてくる。

ミクの声はもう、止めようとしても止まらなかった。

「あっ、ああっ……もう、ダメっ……!」

足元から崩れるような快感に包まれて、ミクは腰をがくがくと震わせる。

そんなミクの顔を、悠仁が見下ろしていた。

悠「……ずるいな、甚爾さん。」

静かな声。

その瞳は、怒りと嫉妬で静かに燃えていた。

悠「次、俺の番。」

そう言うと、悠仁はミクの身体を優しく抱き上げた。

甚爾が離れたことで空気が流れ込むが、すぐに悠仁の熱がそこを埋めていく。

「ゆ、うじ……ん……っ。」

彼の熱が、ミクの中へゆっくりと、けれど深く挿入されていく。

彼は1度も目をそらさず、ミクの顔を見つめながら腰をゆっくりと動かした。

悠「……好きだよ。ずっと、俺だけを見ててほしい……。」

その囁きと、熱に溺れそうになる。

けれど、すぐ横で甚爾が汗ばむ胸元を拭いながら睨みつけていた。

甚「おい、俺の女に勝手に愛の告白してんじゃねぇよ。」

悠「勝手じゃない……俺は、本気だ。」

2人の視線が火花のようにぶつかり合う。

その間で、ミクは喘ぎながらも身を捩っていた。

悠仁の動きは優しく、だが奥まで深く突き上げるたび身体がきしむ。

一方で甚爾は、その横でミクの胸を掴み、また乱暴に揉みしだき始めた。

甚「ほら……俺も忘れるなよ。まだ、終わってねぇからな?」

まるでミクの身体を賭けた、支配と所有の綱引き。

愛と独占欲がぶつかり合い、そのたびにミクの快感は倍増していった。

「ふたりとも……もう、無理っ……! そんなに、同時にされたら……っ!」

喘ぎながら必死に訴えても、ふたりは止まらなかった。
/ 199ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp