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モニタリング

第21章 誤魔化し


むしろ、ミクが乱れるほど、それぞれの嫉妬心は煽られていく。

甚「じゃあ……誰が1番気持ちよくしたか、ちゃんと答えてもらおうか。」

悠「俺か……甚爾さんか。教えてよ、どっちが好きか……身体で、ちゃんと答えてよ……。」

ふたりが同時に突き上げ、ミクの身体は絶頂の波に飲み込まれる。

「いっ、ああああっ……!!」

絶頂の声が響くその瞬間、ベッドの上でミクは涙と汗に濡れながら、ふたりの男に抱かれ続けた——。

そしてまだ、その夜は終わっていなかった。


甚「まだ終わってねぇだろ?」

伏黒甚爾の低い声が耳元に落ちてくる。

息は熱く汗に濡れた肉体からは、獣のような匂いがした。

彼の逞しい腕がミクの腰を抱え、ぐっと引き寄せる。

甚「オマエ、さっきから悠仁ばっかり見てんじゃねぇか……俺を、無視すんなよ。」

言いながら、既に硬さを取り戻した肉棒がミクの腿に押し当てられた。

その太さと熱に、ミクの身体はひく、と震える。

「ま、待って……そんな、また……。」

潤んだ声で拒むミクの背中を、後ろから悠仁が支える。

その手は優しい。

けれど、どこか怒りを秘めていた。

悠「俺だって……我慢してるんだよ。甚爾さんが、前で好き勝手してる間……ずっと見てた。」

吐息が熱い。

ミクのうなじに口づけを落としながら、悠仁が静かに囁く。

悠「次は……俺が後ろから、奥までいっぱいにする。」

「な……後ろって、そんなの、無理……!」

恐怖と羞恥と、そして期待が入り混じった声が喉を震わせる。

けれどふたりの男は、ミクの言葉を拒絶と捉えなかった。

むしろ、より深く貪るような情熱を燃え上がらせた。

甚「大丈夫。俺がほぐしてやるよ。」

甚爾がミクの太腿を抱え無理やり脚を開かせると、すぐに前から挿入してきた。

その圧迫感と熱量に、ミクの身体はびくびくと跳ねる。
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