• テキストサイズ

モニタリング

第20章 独占欲と執着


玩具を摘み、ずるりと抜き出す。

その瞬間、全身が跳ねた。

音を立てて抜けたそれに、ミクの愛液が絡んで滴っていた。

それを見て、甚爾は苦笑するように舌打ちした。

甚「……どんだけ感じてたんだよ。アイツの入れたモンで。」

「ちがう……っ、私、そんなつもりじゃ……。」

甚「じゃあ、俺の指でどこまでイけるか、試すか?」

言葉と同時に、彼は指を濡れた膣口に再び差し入れる。

すでに柔らかく開いたそこへ太い指が2本、ぐっと沈み込んできた。

「あ、っ……! んぁ、や……っ!」

甚「ふざけんな……俺の前で、他の男の匂い残して……。」

口では怒鳴っていても、その指遣いは確実で快楽を刻み込む。

乱暴だけど壊れそうで壊さない、絶妙な加減。

腰が勝手に揺れ、奥を締めつけてしまう。

甚「こんなにトロトロになって……アイツに散々遊ばれて、戻ってきたんだな……。」

「違っ、甚爾、あなただけ……。」

甚「なら──今から、俺だけのモンに戻してやる。」

彼の瞳が猛獣のように光り、指先が膣壁の1番奥を擦り上げる。

白濁する理性。

全身が甘くしびれ、息を吐くたびに熱がこぼれ落ちていく。

──壊される。

でも、それを求めていた。

悟にも悠仁にも触れられた身体を最後に塗り替えてくれるのは、この男だけだと、ミクは本能で知っていた。
/ 199ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp