第19章 裏に、ある意図
悟「ねぇ……このまま戻るよ?」
「無理……歩けない、っ……。」
悟「じゃあ、ばれちゃうかもね。僕が君に何したか……皆の前で。」
いたずらっぽい笑みと共に、彼はローターの強度を1段階上げた。
「っ……あっ、や、だめ、そんなの……っ!」
身体の芯を押し潰すような震え。
下着越しに伝わる振動が、敏感になった内壁を撫で続ける。
喉の奥が熱くなり背筋が痺れ、腰が砕けそうだった。
悟「こんなところでイきそうになるなんて、可愛いね。……僕がもっと躾けてあげる。」
そう言って彼はミクの太腿を撫でるように指先を滑らせながら、耳元で囁いた。
悟「戻ったら、僕の隣に座って。……何事もなかった顔でね?」
その言葉を残し、彼はそっと身体を離した。
脚の間に残された異物の存在が、いやらしく熱く震えている。
喉までせり上がった快楽を押し込んだまま、ミクはふらつく脚で立ち上がる。
鏡の中の自分──
唇は腫れ頬は赤く、目は潤んでいた。
とても、“普通”の顔などできそうにない。
でも──
彼は、笑っていた。
ドアを開け、先に出た彼の背を追う。
もう、逃げられなかった。
五条悟は、ミクのなかに玩具を仕込みながら平然と皆の中に戻っていく。
彼の指がリモコンを操るたびに、ミクの理性が少しずつ溶けていく。
その夜、ミクは“皆にバレないように”演じながら、悟の指先ひとつに支配されていた。