第19章 裏に、ある意図
囁く声が、耳の奥をくすぐる。
ぞくり、と背中が震えた。
そのまま彼は、ミクのスカートの中へ手を差し入れる。
ショーツの上から熱を確かめるように撫で指を這わせ、そして──
濡れていることを悟ると、ふっと笑った。
悟「ほらね。……僕に会って、こんなになってる。」
「ちが……っ、悟先輩……っ、だめ、ここじゃ──。」
悟「大丈夫。声、我慢すれば良いだけでしょ?」
耳元に唇が触れたかと思えば──
するりと、冷たい何かが太腿に触れた。
「っ……なに、これ……。」
悟「内緒。……でも、可愛い反応してくれそうだから、ちょっと試したくなって。」
視線を落とすと、悟の指に握られたのは小ぶりなローター
──いや、それよりも細く無骨で、けれど確実にミクの奥を侵すそれが小さく震えていた。
「いや……待って、やだ、入れないで……っ。」
悟「じゃあさ、僕に隠れて他の男と目合わせないって、約束する?」
「……っ。」
悟「できないんだ。ふぅん。」
次の瞬間、脚の隙間に割り込んだ悟の指が、ぐちゅ、と淫靡な音を立ててミクの中にそれを挿入してきた。
「あっ、や……っ、ふ、ぁあっ……!」
声が漏れそうになった瞬間、口を塞がれた。
舌を絡められ深く、何度もキスで喘ぎ声を掻き消される。
悟「ちゃんと入ったね。すごいよ、こんなに濡れてるなんて。」
「やだ……こんなの、皆の前で……っ、歩けない……。」
悟「大丈夫、僕が操作するから。ちゃんと我慢できたら、後でご褒美あげる。」
そう言って、彼はミクの下腹部を優しく撫でた。
玩具の先端が奥を擦り、くすぐるような刺激を与えるたび膝が震える。
指先ひとつで振動の強さを変えながら、彼はミクの反応を愉しむように笑っていた。