第17章 赤い痕
悠「じゃあ、こっちにも……。」
悠仁はもうひとつの小さな玩具――
小型のローターを手にし、女の胸元へと当てた。
乳首に触れた瞬間、軽い刺激がじわりと広がる。
「んっ……ひっ、や……そんな、同時に……!」
悠「誰かに痕つけられるのは平気なのに、こういうのはイヤなの?」
「それとこれとは、ちが……っひあっ……!」
バイブが膣奥にぶつかり、ローターが乳首を転がす。
視覚的な快感も加わり、女の頭はもう真っ白だった。
悠「もう少し強くしても、平気?」
リモコンのボタンを押す。
ぶぅん、と音が高くなり奥の肉壁がぶるぶると震えた。
「いやっ、もう、ダメ、ダメえっ……!」
悠「ダメじゃない。さっきの痕……俺のも、残してあげる。」
そのまま悠仁は女の首筋に唇を寄せ、強く吸った。
キスとは違う、もっと激しく痕が残るように。
「んあっ……っ、や……!」
悠「……このままイったら、ずっと忘れないよね?」
女の身体はすでに限界を迎えていた。
乳首と奥の2点を同時に責められ思考は溶け、快感だけが残る。
「イ、くっ……イっちゃう……っやぁぁぁぁっ……!!」
絶頂が襲いかかり、全身が跳ねる。
バイブが抜ける瞬間まで女は痙攣し、蜜がとろとろと溢れ出た。
身体がぐったりと沈む。
だが悠仁はゆっくりとベッドに膝をつき、顔を近づけてきた。
悠「……ねえ、まだ続けたい。」
耳元で囁かれる声は、さっきよりも熱く欲望を隠していなかった。
悠「……今度は中で、直接意地悪するから。」
嫉妬から生まれた、独占欲にまみれた愛撫は――
夜の深まりと共に、ますます激しさを増していくのだった。