• テキストサイズ

モニタリング

第14章 他の誰にも渡さない


女の髪を掴んで顔をこちらに向かせ、深く口づける。

無理やり舌を差し込まれ唾液を絡めとられ、息もできないほどのキスに脳がくらくらと揺れた。

甚「わかってねぇみたいだから、教えてやる。オマエの身体も心も、全部——俺のもんだ。」

そう言いながら、彼は今度は枕元にあった“拘束ベルト”を手に取った。

ホテルの備品だ。

抵抗する隙も与えず、女の両脚を開いた状態で固定する。

甚「こんな風に開かされて、何されるか……わかってんだろ?」

脚を閉じることすら許されない体勢で、女は羞恥と恐怖に身体を震わせた。

けれど否応なく湧き上がる期待が、奥のほうで疼いているのも事実だった。

甚「俺以外の男に視線を向けたら、その瞬間……この身体が全部どうなってるか思い出せ。」

彼のものが再びあてがわれ、ぬるりと奥へと入ってくる。

さっきまでとは違う、ゆっくりとした侵入だった。

だが、それが逆に恐ろしい。

冷静な支配。

それが、何よりも支配者らしい振る舞いに感じられた。

「っあ……あぁっ、や、あっ……!」

甚「逃げんなって。……オマエの全部、もっと俺好みにしてやる。」

拘束された脚は広がったまま、動けない。

彼は自分のペースで深く、ゆっくりと突き上げる。

意地悪なほど焦らすように。

女は快楽を与えられながら、完全に無防備な自分を意識させられた。

甚爾の言葉どおり心も身体も彼に晒し与え、支配されている。

甚「なあ……どこが気持ち良いか、ちゃんと俺にだけ覚えさせろ。」

そう囁かれながら、指が胸元を撫でる。

乳首を軽く摘まれ、ねっとりと指先で転がされると腰がびくんと跳ねた。
/ 199ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp