• テキストサイズ

【鬼滅の刃】月が綺麗ですね【R指定】

第4章 赫き炎刀


そう言って実弥は部屋を出ると、仁美達の後を着いて行った。

「お邪魔ムシですよー。」

しのぶの投げた言葉に実弥は嫌な顔をする。




(邪魔ってなんだ。こっちは任務なんだよ。)




さっさと仁美を送り返してこの任務を終えたい。

実弥は急にそんな気持ちが強くなった。




「仁美が定期的に蝶屋敷に来るんだったら、俺もその日に合わせて怪我すればいいのか。」

義勇の部屋の外で聞こえてきた声に実弥は目を丸くした。

聞き間違えか?いや…どう聞いてもアイツの声だ。




部屋の中を覗くとベットに座っている義勇が、側に居る仁美の手を握って真剣な眼差しで言っていた。

再び実弥の背中に悪寒が走った。

(人格変わってねぇか?)




マジマジと義勇の顔を見るが、彼は至って真面目に仁美に言っている。

恐ろしい光景に実弥は感情の整理が難しい。



「…そんな事より普通に藤屋敷に来てくれた方が嬉しいです。」

……うわぁ…。社交辞令言われてる…。

義勇に少し同情した。
/ 259ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp