• テキストサイズ

【鬼滅の刃】月が綺麗ですね【R指定】

第3章 鬼に稀血


仁美の小さな体を腕の中で収めて空を見上げた。

空は薄っすらと薄く染まり、長かった夜が明ける。



実弥はスリッと仁美の頭を撫でた。

実弥の腕の中で、仁美は目を細めてそっと目を閉じた。



寝ている仁美を実弥は耀哉の屋敷に連れて行った。

布団で寝ている仁美の前に正座して、実弥はその夜の全ての事を耀哉に話した。

仁美をどのように扱えばいいか、実弥は分からなかった。



耀哉に仁美を預けて実弥は仁美を置いて屋敷を出て行った。

その後仁美の事は耀哉から聞いた。



最初実弥が居なくて混乱していた仁美も今は落ち着いていると。

仁美は正真正銘人間だと言う事。

そして仁美の目が変質した原因は。

あの日実弥を助けようと血鬼術を使ったからだと。



実弥はその時初めて、仁美が赤い目になった原因が自分だと知った。

そしてその理由が自分を助けようとしていたと言う事も。



人間の仁美が何故血鬼術を使えたかは不明で、それが仁美が鬼と住んでいた理由なのだと耀哉は言った。


/ 259ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp