第2章 輝石の額当て
「あっ………。」
ビクッと仁美の体が跳ねて、何度目かの絶頂を味わった。
顔を真っ赤にして苦しそうに息を吐く仁美を見下ろして、天元は仁美に口付けをした。
「…全部入った…。」
「……………。」
ただ奥まで入れただけなのに、こんなに感じてしまう仁美をどう扱えばいいか分からなかった。
「……ここまで入ってるの分かるか?」
天元は膨らんだ仁美のお腹を撫でながら言った。
目を細めて愛おしそうに自分が入っている形を確認して撫でている。
「…動いたらすぐ終わりそうだけど……その方がいいか?」
「……まだ……終わりたくないです……。」
夜が明けるまでまだまだ時間はある。
今夜はこのままずっと繋がっていたい。
天元はニヤッと笑うと仁美の腰を掴んで律動を始めた。
声にならない音が、仁美の唇から漏れると、天元は自業自得だと思った。
もう十分だと泣き言を言えば許したのに。
欲張ってまだ欲しがる仁美が悪いと思った。