第8章 4枚の婚姻状
義勇が仁美の着物を脱がず手はいつも辿々しい。
仁美は大きな義勇の手が触れるその感触が好きだった。
「…義勇様…。」
彼の首に腕を回して強く抱き締める。
彼の長い髪を撫でながら彼の匂いに目を瞑る。
「… 仁美…。」
義勇は仁美に口付けをしながら、柔らかい肌に手を滑らせる。
「ん…。」
義勇の手が突起に触れ、舌が肌を這う頃には仁美から甘い声が漏れる。
義勇の指がゆっくりと仁美の秘部に触れるときには、いつもの様に彼に身を任せていた。
義勇と体を合わせるときはいつも胸をしめつけられる。
恐怖も血鬼術の衝動もない。
ただただ彼と触れ合いたい。
それだけの衝動が、1番彼を傷つけているような気になる。
「あ…義勇様…もう…。」
仁美は義勇の指と舌に体を捩らせながら、彼の昂っている固いモノに手を触れた。
仁美の手が触れただけで、ソレはビクッと勃ち上がる。
「仁美…その前に答えてくれ…。」