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【鬼滅の刃】月が綺麗ですね【R指定】
第5章 傲岸不遜の鬼
「何故逃げた?」
「…旦那様…。」
「私が誰よりも大切に扱っていたのに。」
「……旦那様……。でもそれは愛ではありません……。」
「愛?」
「はい。愛です。」
「月が綺麗だと伝えただろう。」
「…いいえ…。私はもう愛が何か分かります。」
「なら、私がお前に与えたモノはなんだと言うのだ?」
「…アレは……。」
「くだらない。そんな事の為に私から離れたならいっそ……。」
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