• テキストサイズ

【鬼滅の刃】月が綺麗ですね【R指定】

第4章 赫き炎刀


「…お前まさか…そんな気持ちで俺の側から離れなかったのか?」

「え?まさか。」

仁美は実弥の言葉にすぐに返事をした。




「私は実弥様の側に居る時が1番安心出来るんです。」

「………………。」

一点の曇りもない眼で仁美は実弥を見て言った。




実弥はそんな仁美を見て大きくため息を吐いた。

どうやら仁美とは色々話し合いが必要な様だ。




実弥は仁美に背中を向けると、そのまま歩き出した。

仁美は慌てて実弥の後を追った。




また2人で沈黙のまま歩き出した。

でも今回は実弥の肩は横にある。

仁美がチラッと横を見ると、背中では無くて実弥の顔が見えた。




仏教面で歩く実弥を見て、仁美は少し笑顔を浮かべた。

「……今度は藤屋敷にただ会いに来て下さい。」

「……気が向いたらな…。」



愛想の無い返事だったが、仁美は彼が会いに来てくれるだろうと思った。

「今度から冨岡は追いだせ。」  

「……えぇー…。」
/ 259ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp