第4章 おでかけ
夕食のお誘いを受けたマキアは今夜もデビアン帝国一行と食事をした。
出掛けるのにいなかったガエテ皇太子に、色々と話すエマリビア皇太子妃
レンヒとビィナと話しをしながら食事を取るマキア
時折、ギルヴァと目が合うマキアだがすぐに逸らしてしまう。
(これは嫌われたか?)
風のせいだとしても、抱きしめたことは変わらない。
いきなり女性のことを抱きしめる男なんていない……
それもギルヴァは魔族でマキアは人間だ
嫌われても仕方ないかと思いながら、お酒を飲み干し、おかわりを貰うギルヴァ
そんなギルヴァを目が合わないように見るマキア
(はしたないことをしてしまったわ。)
魔族とはいえ男性に抱きしめてもらうなんて初めてでそのまま固まってしまった。
相手は賓客であるデビアン帝国の幹部の1人なのに……
そして、彼女や妻が居ないと聞いて嬉しいと思ったマキア
(どうしてこんな気持ちなのでしょう……私……もしかして……)
そう思いを考えていて軽く首を横に振るマキア
そんなマキアに大丈夫?とビィナは心配してくれて、大丈夫!と応えて、食事を続ける。
お互いがそれぞれ考えてる内容がある中……
それは当人たちしか分からない心の中……