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魔族と人と、、、

第3章 なかよし




「ねぇ!どこから行きますの??マキア」

そうはしゃぎながら聞くエマリビア皇太子妃にクスクスと笑うマキア

「買い物からにしますか?何を見たいとかありますか?お2人共」

訪ねながら、空間に地図を展開させるマキア

そこでオススメの店が入る建物を幾つか触れると売ってる内容が簡単に表示される

地図を見ながらエマリビア皇太子妃とビィナは相談し合う


レンヒは今日もいい天気だなと雲1つない青空を見上げる

ギルヴァは乗ってきた車体の御者に話をし近くで止まっておくよう指示した


「あ、そういえば、皆様はヒューニンザの通貨はお持ちですか??」

「それならヒューニンザ帝国に入ってすぐにいくつかの街で通貨交換しといたよ」

マキアの質問に、レンヒが微笑みながら答えると、良かったです!と頷くマキア

「んじゃ、行く店決まったから行きましょ!」

「行きましょー!」

決まった店を目指すためにマキアを真ん中にビィナとエマリビア皇太子妃の3人が前を歩き

その後ろにレンヒとギルヴァが歩く


「え?今のって?」

「ミへーラフィ侯爵令嬢?」

「すごい。魔族だわ。」

「綺麗な方々ね。」


3人が話しながら歩く姿にすれ違う人々が振り返りザワつく


「おい、綺麗じゃないか?」

「いいじゃん?声掛ける?」

「あっ!おい!!」

「ヒッ!!!」

マキア含めて魔族のビィナとエマリビア皇太子妃はやはり目立ち、女性陣だけを見ていて声をかけようとした貴族の男たちがいるも……

すぐ後ろにいるギルヴァの体格の大きさと睨みに気付き、肩を揺らして逃げてく貴族の男たち

それを見ていたレンヒがクスクス笑いながら

「やっぱり護衛にはピッタリだね。大将軍?」

「フンッ……嫌な視線を送るのは人間も同じだな。」

前にいる女性陣は気付かないが、ギルヴァが周りを見ているだけで声を掛けようとする者はいなかった。
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