第3章 なかよし
女性陣で話しているのを見守っているガエテ皇太子とレンヒ
食事よりもお酒を飲むギルヴァ
ふとガエテ皇太子が話をする
「そういえば、ミへーラフィ令嬢は召喚獣凄かったですね。魔力も高いのですね。属性を聞いても?」
「ありがとうございます。属性ですか?…えっと、だいたいは出来ますが…水・風・光が得意となります。」
それを聞いた魔族5人は驚く
「得意が3属性もですか?人間なら2属性がせいぜいと聞きましたが?」
「そうなのですか?私が所属する魔法塔には3属性は何人かいますよ?」
「それは本当なのかい?」
ガエテ皇太子との会話に、レンヒも入る
「え?えぇ……おかしいですか?」
「いやいや!おかしくないよ!すっごいよ!ねぇ?皇太子殿下?」
「うん。我ら魔族がほとんどのデビアン帝国には得意のは1属性が多いんだ。皇族や幹部勢は3属性はいるけどね。」
「なるほど!」
「あ!でも、4属性使えたんじゃなかったけ?ギルヴァ?」
いきなり話を振られたギルヴァは軽く咳き込む
「皇太子殿下……」
「違った??」
「違くはありませんが……」
「属性をお聞きしていいですか?」
そう聞いてきたマキアの目はキラキラしていて、少し恥ずかしそうに頬をかくギルヴァ
「火・雷・土・闇です。」
「闇まで?すごいわ!」
尊敬の眼差しを見せるマキアに照れながら咳き込むギルヴァ
「魔族はほとんどが闇属性は使えますよ。ここにいる皇太子夫婦含めてデビアン帝国の民は基本は闇属性なのです。」
「そうなのですか?」
ギルヴァの説明に驚きながら首を傾げるマキア
それにガエテ皇太子は頷いて
「魔族の体質が闇属性と合うのでしょう。人間はなかなか使わないんでしたっけ?」
そう聞いてくるガエテ皇太子にマキアは頷いて