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魔族と人と、、、

第2章 であい




マキアを見て、また見つめ合う3人のメイド

「結婚も真剣に考えてくださいね?」

そう言うナアコに、アケミとシズはウンウンと頷いた

苦笑するマキア

「結婚ね……お養父様は婿養子にと考えてはいるらしいわ」

「なーに言ってるんですか!!マキア様」

そう言うアケミに、へ?と声が出るマキア

「ご自身で愛する方を見つけるんですよ!!」

「はい??」

「そうですよ!!外交会をやるヒュマには色んな国の方々と知り合えるチャンスじゃないですか!!」

「他国へ嫁いじゃうもいいではありませんか?」

「きゃー!アケミさんとナアコさん、言いますねー!ラブロマンスじゃないですか!」

そう盛り上がる3人のメイドに更に苦笑するマキア

「いちよう、侯爵令嬢なんだけど??」

「ならば!他国の皇族か、公爵なら良いではありませんか!?」

「腕が鳴るわ!パーティには一層の気合が必要ですわね!」

盛り上がりながらもドレスが決まり、マキアのヘアメイクをやっていく3人のメイドに、困ったような笑みをするマキア

(結婚かぁ……)

結婚というワードにピンとこない考えの中、鏡に映る自分の顔を見つめる

(恋愛なんて、できるのかしら今の私に……)

貴族に産まれた以上

家のために結婚もビジネスと考えるのが貴族で

もちろん、あの養父は考えてるだろうなと思うと更に溜息がでてしまうマキア

(とりあえず、今はデビアン帝国の方々のサポートだわ。恋愛や結婚なんて考えられないくらいに忙しくなるんだから。)

外交会の開催前に着いたデビアン帝国の滞在がスムーズに問題なく行くように願うのが、今のマキアの願いとなってる。


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